器屋ひよりの新しい【砥部焼】のかたち~RE TOBEプロジェクトで誕生した新しい器を求めて

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RETOBE器屋ひより砥部焼_サムネイル画像 愛媛のお店

器屋ひより~RE TOBEプロジェクトをきっかけに誕生した新しい「砥部焼」窯元さんを取材しました

愛媛の砥部焼をもっとたくさんの方に知ってもらいたいと立ち上がった「RE TOBE」プロジェクト

約250年もの歴史をもつ愛媛県を代表する伝統工芸品「砥部焼」を担う窯元3社とデザイナーがタッグを組んで、新しい砥部焼を完成させました。

RETOBE砥部焼1

ゆりママんも砥部焼が大好きで、県内の砥部焼ショップに行くと必ず覗きに行って、ときめく器と出会うのがお出かけの楽しみのひとつなんです。

伝統的な藍色の唐草模様が主流のですが、現代のライフスタイルや若者を中心に好まれる淡いカラーや華やかな色使いの器などが、各窯元から誕生していて「新しい砥部焼のかたち」を注目していました。

器屋ひより砥部焼1

今回は、このプロジェクトに参加した窯元3社の中から「器屋ひより」さんを取材。

お二人とも子育て真っ最中のママさんということで、取材の合間には、子どもの話で盛り上がって!とても楽しい時間を過ごしました。

このあと詳しく紹介しますね。

 

器屋ひより~日々に寄り添う器作り

器屋ひよりは、2015年に誕生した新しい窯元さん。

砥部焼陶芸塾で出会ったという、愛媛出身の中西さんと矢部さんのお二人で営んでいます。

戦後に建てられたという築約70年の古民家が工房となっていて、2階は一般の方も入れるギャラリー&ショップになっています。

器屋ひより外観写真1

今回はその2階で取材をさせていただきました。

器屋ひより砥部焼1

器屋ひよりの特徴としては、伝統的な藍色の色付けのものが多いんですが、柄がとっても可愛らしいんです。

一番目を惹いたのは、写真左側の水玉模様の柄

水の泡をイメージした「あぶく」という柄。お正月など縁起の良い飾り物として知られる「餅花」をイメージした柄など。親しみやすいドット柄にも見えるのですが、その中には自然と日本の伝統が隠されていると知ると、なんだかワクワクしちゃって。

「この器はどんなイメージで作ったんですか」と質問が止まらなくなっちゃいました。

器屋ひより砥部焼2

「器屋ひより」という窯元名は、小春日和のような、使う人があったかい気持ちになれる器を目指したいという気持ちから名付けたんだそう。

中には、器の中にも藍色で色付けしているものもあって「器を口から離したときに色や柄が見えると器の良さが引き立つのではないか」と思い、作ってみたんだとか。

筒状の陶器の内側に絵付けするのは、外側に絵付けするよりもハードな技だそうで、それに挑戦するのも「使う人への思い」があるからこそ。

器屋ひより砥部焼3

あと、注目したのは、大きさのバリエーションの豊富さ。

器によっては、大・中・小・ちびの4種類の大きさがあるんです。

(大きさを比較する写真がなくてごめんなさい)

「ちび」という名前がまた可愛らしいですよね。

小さいお子さんから、たっぷり食べたい方向けの大きな器まで、家族でお揃いの器が揃えられるのも魅力のひとつなんです。

器屋ひより砥部焼4




1階は工房に~特別に中を見せてもらいました

器屋ひよりさんの1階は工房になっていて、その様子を特別に見せてもらいました。

絵付け前の器がずらりと並んでいます。

こんなにたくさんの器を、お二人で、しかも手作業で作っているなんて、すごい!

器屋ひより工房1

こちらは、窯。

ゴーゴーと音を立てながら、炎が上がっていて、めちゃくちゃ暑かったです。

絵付け体験はしたことあったけど、窯を見せてもらうのは今回が初めて。

器屋ひより工房2

窯の横には、絵付けされた「RE TOBE」の器たちが並んでいましたよ。

さて、このあと器屋ひよりさんが作った「RE TOBE」の器を紹介しますね。

器屋ひより工房3

器屋ひより「RE TOBE」によって誕生した新しい器たち

「RE TOBE」プロジェクトで誕生した、器屋ひよりさんの新しい器たちは、こちら。

  • 縁高皿(薫青・薫白)
  • 花鉢(薫青・薫白)

RETOBE器屋ひより砥部焼1

縁のあるプレート「縁高皿」と、脚付きの高級感を感じさせる「花鉢」の2種類。

柄は濃いブルーが映える「薫青」と、陶地に軽やかな線を描く「薫白」の2種類となっています。

どの角度から見ても、清涼感を感じる藍色が引き立っていて、まるでアートのような一皿。

食卓が豊かになりそう~!

RETOBE器屋ひより砥部焼2

「薫青」は、器の内側に藍色の濃いラインを描き、その中に針でひっかいたような曲線を描いています。この作業自体が手作業なので、同じラインのものを作ることができなんだそう。

濃い藍色のラインは、瀬戸内の穏やかな海を演出しているようにも見えます。

RETOBE器屋ひより砥部焼3

こちらは、針で藍色のラインを描いた「薫白」

繊細に描かれた曲線は、現代と砥部焼の伝統をつなぐ線のようにも感じられます。

RETOBE器屋ひより砥部焼4




砥部焼を実際に使ってみた

器屋ひよりさんの「RE TOBE」の器を、おうちで実際に使ってみました。

まずは、縁高皿を使って、モーニングプレートを。

RETOBE器屋ひより砥部焼5

大きくて薄めのプレートなので、重ねて収納できるし、ワンプレートご飯を作るのにぴったり。

ずっしりと重たいですが、砥部焼ならではの頑丈さを感じますし、食洗器OKなのが個人的にはうれしい!藍色のブルーのラインが、食品をよりおいしそうに引き立ててくれています。

なんだかホテルのモーニングみたい!いつも作っている朝食が、ワンランクアップした感じに。

そんなワンプレートを自分で作ったんだぞって、自分を褒めたくなっちゃいますね。

RETOBE器屋ひより砥部焼6

次は「花鉢」を使って、かき氷を作ってみました。

見た目が涼やかな器なので、かき氷に絶対合うと思って!

いちごシロップも手作りで作ってみましたよ。

RETOBE器屋ひより砥部焼7

「まるでお店のかき氷みたい!」と、子どもたちも大喜び。

家族が喜んでくれると、もっと器使いを極めたいなぁって思うようになりましたね。

いつも作っているものが、より良いものに、より豊かに。

器の持っている力って、すごいなぁと使ってみて感じました。

RETOBE器屋ひより砥部焼8

店舗情報について

今回紹介した「RE TOBE」の作品は、器屋ひよりさんのギャラリーで販売されています。

器屋ひよりの店舗情報は、こちら。

  • 住所 愛媛県伊予郡砥部町五本松34
  • 電話番号 089-954-3126
  • 営業時間 10:00~16:00
  • 定休日 土・日曜日(当面の間)
所用でギャラリーを閉めることもあるそうなので、お越しの際は連絡をくださいとのことです。




マップ

器屋ひよりのマップは、こちら。

駐車場について

器屋ひよりの駐車場について。

ギャラリーの前に駐車スペースがあります。

器屋ひより_駐車場

周辺は道が狭いので、対向車には十分注意しましょう。

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