「ほろろ一座」の情熱的なチームリーダーが躍動する!瀬戸内よさこい祭りの魅力に迫る
先日、9月3日(日)に『第一回瀬戸内よさこい祭り』が開催され、新居浜市の黒島海浜公園に、よさこいチーム20団体が集まり、情熱的なパフォーマンスを披露しました。
ゆりママんも見に行ってきたんですが、海が見える絶景スポットで、華やかに演舞するよさこいチームの皆さんがとっても素敵で!海とよさこいの珍しいコラボレーションに、ただただ感激しました。
今回はその共催を務めた、愛媛を代表するよさこいチーム「ほろろ一座」のチームリーダー松藤さんを密着インタビュー。
大好きなよさこいで新居浜市を盛り上げたい!と、仲間と共に開催に向けて準備を進めてきた松藤さん。その熱い想いを取材してきました。
16年に渡る情熱のリーダーシップ
ほろろ一座が創立したのは、2007年9月2日。
現在の代表である松藤さんを筆頭に活動を続け、2023年で16年目を迎えました。
チームの人数は約130人。年齢は小学生からシニアまで。愛媛県のみならず、香川県、高知県、岡山県、島根県、鳥取県と、様々な地域で活動しています。そのため、メンバーは他県にたくさんの友人を作る機会に恵まれます。地域を超えて結ばれる友情が、このチームの特別な魅力の一つです。
松藤さんがよさこいを始めたのは、大学生の友人によさこいチームに誘われたことがきっかけだったそう。
結成16年目を迎えた今でも、よさこいが大好きだと話す松藤さん。楽しそうに踊っている姿は、よさこいを始めた当初と変わらない無邪気さが垣間見えます。
チームの中には「松藤さんの演舞を見て、ほろろ一座に入った」と話す方も。よさこいに対する情熱的な想いが演舞からすごく伝わります。
リーダーにとって「ほろろ一座」での一番楽しい瞬間は何かと聞くと、「やはり各地のメンバーが集まって、みんなで踊る瞬間が一番楽しいです。」と微笑みながら答えました。音楽と踊りが心をつなぎ、一体感と喜びが溢れる瞬間。それが、彼にとっての至福のひとときなのです。
オリジナリティ溢れる衣装と振り付けのクリエイター
ほろろ一座の魅力は、衣装の華やかさと明るいアップテンポな踊りが特徴。
衣装は毎年デザインを変えているそうで、それを手掛けているのはなんと松藤さんご自身!本業がデザイナーというわけでなく、インスピレーションで描くというから、才能にあふれた方なんだなぁと感じました。
今年の衣装は、大きな花柄が目を引く、カラフルで明るい柄が特徴です。衣装は軽やかな素材で作られており、踊ると風になびいて、演舞の美しさを一層引き立てていました。
2023年の楽曲は「座・九福神~新たなMiaRe(みあれ)」
2011年の楽曲「八福神」の続編として制作。今回は、演舞を楽しむお客さんを、文字通り9人目の福の神に。福をもたらし、笑顔になれるような演舞を目指したいと名付けられました。
さらに「Re」には特別な意味が込められています。新型コロナウイルスの影響で、活動が思うように行えなかった苦しい期間を経て、再び活動を「Re Start(再開)」するという意味が含まれています。この楽曲は新たな始まりと未来への希望を伝えてくれる内容になっています。
そして、振り付けは松藤さんオリジナル。楽曲内にはこぶしを振り上げるような振り付けがあり、お客さんと一体となって盛り上げたいと考えたそうです。
松藤さんの熱い気持ちが込められた、2023年の楽曲は、ほろろ一座のYouTubeチャンネルにアップされています。
エネルギッシュな振り付けはもちろん、楽曲の歌詞にも注目してぜひご覧くださいね。
心を動かす名前「ほろろ」
「ほろろ一座」の名前には「心を動かす」という意味が込められています。
この名前はリーダーの思いと共に、観客の心に響くパフォーマンスを届けるという強い想いが込められています。
振り付けのカッコよさはもちろんなのですが、チームの皆さんが笑顔で、楽しそうに踊っている様子がとても印象的で、ゆりママんの心も動かされました。
地元を盛り上げる思い、瀬戸内よさこい祭りの選ばれた会場
「瀬戸内よさこい祭り」の舞台に選ばれたのは、新居浜市の黒島海浜公園。
瀬戸内を感じる会場を探し、ここに決めたそうです。
海が見える会場で開催されるよさこい祭りって、なかなか珍しいのではないでしょうか。良いお天気に恵まれて、瀬戸内の美しい風景が一層ステージを輝かせていました。
ステージは、全部で4ヵ所設けていて、それぞれの会場もまた素敵でした。
「スポーツ広場会場」(パレード)
「野外音楽堂メイン会場」
「児童広場公園」
それぞれの会場は、客席が決まっていないので、好きな場所で演舞を見ることが魅力的でした。
ラストの「全体総踊り」は、会場を大いに盛り上げる瞬間でした!
それぞれのチームの楽曲がランダムに流れ、全てのチームが一体となって踊ります。チームの垣根を越えて楽しむこの瞬間は、祭りの魅力のひとつであり、新たな友達と楽しい思い出ができる特別な瞬間です。
「ほろろ一座」の瀬戸内よさこい祭りでの貢献
「ほろろ一座」は瀬戸内よさこい祭りに参加する20団体の一つとして、70名のメンバーで臨みました。
その熱気あふれるパフォーマンスは、会場全体を盛り上げ、観客のみなさんに笑顔と元気を与えてくれました。
共催の役割も担い、タイムスケジュールの管理や山車の運行、駐車場の整備など、様々な面で取り組んでいました。
イベントの最後には、各よさこいチームが主催者の松藤さんに感謝の意を伝えるシーンも。
「ありがとうございました!」と大きな声が飛び交い、少しはにかんだ様子の松藤さん。
演舞のパフォーマンスだけでなく、イベント全体の成功に貢献し、瀬戸内よさこい祭りに欠かせない存在となっていました。
未来への想いを胸に、リーダーの熱いメッセージ
「ほろろ一座」は立ち上げてから16年が経ちましたが、松藤さんの目標はまだ達成されていません。
松藤さんは語ります「今は20年を目標に、少しでも長くこのチームを存続させて、チームのメンバー、観ていただける方々に感動を与えられるようなチームでありたいと思っています」
世代を超えて、いっしょに楽しむことができるのがよさこいの魅力。
そして、地域を盛り上げることができる力がよさこいにはある。愛媛県全体をもっと盛り上げるチームになっていくと、ゆりママんは期待しています!
来年の「瀬戸内よさこい祭り」は、参加チームを増やして、もっと盛り上げていく予定だそうですよ。愛媛によさこい演舞が熱くとどろく!来年もぜひ見に行きたいと思います。
写真ギャラリー
瀬戸内よさこい祭りで撮影した写真を掲載します。
ほろろ一座のホームページ・Instagram
ほろろ一座 公式ウェブサイト
ほろろ一座 公式Instagram
愛媛でがんばる人のインタビュー記事
これまで紹介してきた「愛媛でがんばる人」のインタビュー記事は、こちら。
愛媛のYouTuber「濃いラーメンおじさん」
素麺戦隊「ゴシキメン」