【愛媛・松山】昭和から現代で引き継がれる「ことり」の鍋焼きうどん～地元民や芸能人も愛するソウルフード
こんにちは、ゆりママんです！
食べ歩きが大好きなゆりママんですが、今回は愛媛・松山のソウルフード、鍋焼きうどんを提供する名店「ことり」を紹介します。
このお店は創業から70年以上続く、地元民はもちろん、芸能人をも虜にする魅力を持つお店。
三代目店主中矢さんから伺ったお話をもとに、ことりが紡ぎ出す味の物語をお届けします。
創業の背景と進化する「鍋焼きうどん」
ことりが創業したのは1949年頃。
昭和の時代から続くこのお店は、当初から「鍋焼きうどん」を看板メニューとしていました。
当時はうどん麺が手に入りやすく、また冷めにくいという特性から「うどん屋さんを営もう」と選ばれたそうです。
当時は様々なうどんメニューがあったそうですが、こだわりを詰め込んだ「鍋焼きうどん一本」に絞り、その味は現代に至るまで多くの人々に愛され続けています。
話を聞いてみると「肉うどん」もあったそうで！当時食べたことがある方は、かなり貴重な体験をされたんじゃないかなと、ちょっぴり羨ましく思うほどでした。
最高で1日で約1000食も提供するしたこともあったそうで、その人気ぶりがうかがえます。
伝統を守りつつ、進化する味
ことりのうどんは、柔らかく、出汁がしみ込みやすい特徴があります。
昔は自家製麺だったそうですが、現在はその伝統を受け継ぎつつ、専門の製麺所の特注麺を使用しているそうですよ。
うどん麺は隣県の「さぬきうどん」と比べると、コシがないものの、煮込んでも崩れず、やわらかい食感なので、小さなお子さんから年配の方まで、幅広い客層に好まれています。
また、つゆは瀬戸内海のイリコや利尻の昆布など、選び抜かれた素材から作られ、秘伝の甘味を加えることで、最後の一滴まで楽しめる深みと旨味を生み出しています。
試行錯誤の結果、たどり着いた味
中矢さんは、祖父母や親の代から引き継いだこの店を決して潰すわけにはいかないという強い思いを持っています。
初代と二代目の苦労と努力を継承し、さらにその味を洗練させるために、出汁と真摯に向き合い続けてきました。
「お汁が一滴も残っていないきれいな器をさげる時、笑顔で『ごちそうさま』と言って帰っていくお客様を見ると、もっと頑張ろうと思います」と語る中矢さんの姿勢は、多くのファンを魅了してやみません。
三代目の中矢さんの話によると、お客さんの層は多岐にわたり、最近は若い人たちや県外からの訪問者も増えているそうです。
鍋焼きうどんとともに楽しむ、いなり寿司
ことりでは、鍋焼きうどんと一緒に「いなり寿司」も提供しています。
甘めの油揚げとさっぱりした酢飯が絶妙に合わさり、うどんの出汁との相性も抜群。これがまた新たな味わいを楽しませてくれるんです。
店内の雰囲気とエピソード
店内はレトロな食堂風で、多くの芸能人も訪れるほど。
しかし、有名人のサインなどは一切掲示しておらず、それもまたこのお店のこだわり。
ファンから「〇〇さんが座った席はどこですか？」と聞かれることもあるそう。そのときは快く教えているそうですよ。
すべてのお客さんに平等なサービスを提供する姿勢が感じられますし「〇〇さんが来た時にはどんな様子でしたか？」という質問にも気さくに答える中矢さん。その温かな歓迎こそが、よりファンが増える理由のひとつなのかなと感じました。
まとめ
愛媛・松山のソウルフード、「ことり」の鍋焼きうどん。この記事を通じて、鍋焼きうどんの魅力や伝統の味を引き継ぐお店の意思、そして三代目店主中矢さんの熱い思いを少しでも感じていただけたら幸いです。
地元愛媛の方はもちろん、県外からの訪問者にもおすすめしたい、一度は訪れるべき名店です。ぜひ一度「ことり」で、鍋焼きうどんの深い味わいを楽しんでくださいね。
店舗情報
鍋焼きうどん ことりの店舗情報は、こちら。
- 住所 愛媛県松山市湊町3丁目7-2
- 電話番号 089-921-3003
- 営業時間 10:00～14:00（売り切れ次第終了）
- 定休日 水曜日
- 駐車場 なし（近隣のコインパーキングを利用しましょう）
マップ
鍋焼きうどん ことりのマップは、こちら。
駐車場
鍋焼きうどん ことりの駐車場は、ありません。
近くに
Instagram（インスタ）
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